皮膚疾患について|黒色や赤色の皮膚腫瘍があったら〜ダーモスコープによる皮膚腫瘍の診断〜|札幌市中央区 皮膚科 大通駅 AGA 男性型脱毛症 プロペシア|加藤直子皮膚科スキンクリニック

加藤直子皮膚科スキンクリニック

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皮膚疾患について
【黒色や赤色の皮膚腫瘍があったら 〜ダーモスコープによる皮膚腫瘍の診断〜
(院長 加藤直子)】

 近年、さまざまの皮膚疾患の鑑別と診断にダーモスコピー検査が活躍しています。ダーモスコピー検査は、ダーモスコープという光源を内蔵した、肉眼よりも約10倍程度に見える拡大鏡を使用して行います。ダーモスコープで皮膚を観察すると、肉眼による観察の際に生じる皮膚表面の角質からの光の散乱が取り除かれ、皮膚とその下の真皮の浅い部分での黒や茶や赤の色素の分布を上手くとらえることができます。皮膚に器具を押し当てて観察する検査ですので、皮膚にメスを入れて細胞を取るなどの痛みを伴う検査をせずに、短時間の診察で皮膚疾患の状態を把握することができます。
 ダーモスコピー検査が役立つ疾患の数は多く、それぞれの疾患ごとに特徴的所見がよく知られています。現在、悪性の黒色腫(メラノーマ)、基底細胞癌(がん)、ボーエン病、良性の色素性母斑(ホクロ)、脂漏性角化症(老人性イボ)、老人性色素斑(シミ)、エクリン汗孔腫、血管腫などについては、保険適用検査になっています。
 足底に黒っぽい腫瘍ができて、メラノーマを心配して患者さんが来院された場合、肉眼的所見およびダーモスコピー所見の両者ともホクロに特徴的であれば、摘出手術をせずに経過観察をすることが可能です。テニスやサッカーなどの運動後に、かかとに黒っぽい出血斑(ブラックヒール=黒いかかとという意味)を生じ、メラノーマが疑われることがありますが、ダーモスコープでメラノーマに特徴的な所見がなく、ブラックヒールに特徴的な赤褐色から赤黒色の色素沈着が認められれば、1〜2カ月後には自然消退すると予測できます。また、基底細胞癌と脂漏性角化症は、ともに顔面に好発して黒褐色調を呈(てい)し、肉眼的に似ていることがありますが、それぞれが特徴的なダーモスコピー所見を示しますので、摘出手術の前に予測を立て、病理組織検査によって確認します。
 皮膚に黒色や赤色の腫瘍ができて心配な方は、一度皮膚科に相談することをお勧めします。


かきたいという欲望を起こさせる不快な感覚女性せいかつ情報誌「オントナ」10月26日(水曜日)号に、「黒色や赤色の皮膚腫瘍があったら〜ダーモスコープによる皮膚腫瘍の診断〜」が掲載されました。

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