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加藤直子皮膚科スキンクリニック

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皮膚疾患について
【イボ(疣贅)について  (院長 加藤直子)】

俗に言うイボは学名では疣贅(ゆうぜい)といいます。疣贅には色々の種類があり、代表的なものは手足に多い尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、顔に多い青年扁平疣贅(せいねんへんぺいゆうぜい)、外陰部や陰茎に出現する尖圭(せんけい)コンジロームなどです。疣贅はヒト乳頭腫ウイルス(human papilloma virus; HPV)の感染で起こります。ヒト乳頭腫ウイルスHPVには100十数種以上の遺伝子型がしられており、それぞれの型のウイルスがそれぞれ異なった疣贅や疣贅関連疾患のもとになっています
(図1、2)。
疣贅の中で最も多く、95%以上を占めているのが尋常性疣贅ですが、これはHPV-2、HPV-27、HPV-57の感染が原因で発症します。同様に青年扁平疣贅はHPV-3、HPV-10、HPV-28の感染が原因で、尖圭コンジロームはHPV-6、HPV-11の感染の感染が原因で発症します。
ヒト乳頭腫ウイルスHPVは、ヒトからヒトへの直接的接触によって感染しますが、プールや器具を介した間接的な感染も起きることが知られています。感染から疣贅発症までの潜伏期間は平均3カ月程度です。ヒト乳頭腫ウイルスHPVは皮膚や粘膜の表面に接触して感染を起こしたあと、それらの上皮の細胞に腫瘍性の増殖を起こさせます。それが疣贅の形になります。
治療は液体窒素を使用する凍結療法、電気凝固法、スピール膏を貼付する方法、ヨクイニンを内服する方法、イミキモドクリームを外用する方法などがあります。これらは保険適応のある治療方法ですが、その他にレーザー治療や特殊な酸の外用療法などが有効なこともあります。残念なことに、まだ、ヒト乳頭腫ウイルスHPVへの特異的抗ウイルス薬がないため、すべての疣贅に対して確実に有効と言える治療法がないのが現状です。疣贅の種類や部位、大きさや数などにより、種々の治療法を組み合わせて治療しています。

図1


図2

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