病院紹介
病院案内
町立真室川病院の理念
地域医療の変化に対応すべく、保健・医療・福祉の持つ機能を最大限に発揮し、住民から信頼を得られる医療サービスを提供します。
自治体病院として地域医療の中で第1次医療をもとより、第2次医療の充実を図り、必要に応じ他医療機関との連携をとっていきます。
救急告示病院として24時間の受入体制をとり、診療にあたります。時間外も支障なく対応し、病院としての信頼のおける救急体制の確立を目指します。
町立真室川病院の役割と基本方針
・最上地域(二次保健医療圏)北部の拠点医療施設(救急告示病院
・高齢社会に対応する医療提供(リハビリ施設並びにスタッフの充実)
・在宅医療の充実(訪問診療・訪問看護の実施)
・地域医療包括医療・ケア体制(併設の総合保健施設、福祉施設との一体化・地域連携)
・県立新庄病院・山大医学部附属病院との連携(研修医協力病院)
施設基準
基本診療料
(1) 情報通信機器を用いた診療に係る基準
(2) 一般病棟入院基本料(13対1) 地域一般入院料1
(3) 救急医療管理加算
(4) 診療録管理体制加算3
(5) 医師事務作業補助体制加算1
(6) 看護補助加算2
(7) 後発医薬品使用体制加算Ⅰ
(8) データ提出加算
(9) 入退院支援加算
(10) 認知症ケア加算2
(11) 地域包括ケア入院医療管理料2
入院時食事療養等
(12) 入院時食事療養(Ⅰ)・入院時生活療養(Ⅰ)
特掲診療料
(13) ニコチン依存症管理料
(14) がん治療連携指導料
(15) 薬剤管理指導料
(16) 検体検査管理加算(Ⅰ)
(17) CT撮影及びMRI撮影
(18) 脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅲ
(19) 運動器リハビリテーション料Ⅱ
(20) 呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
(21) 医科点数表第2章第10部手術の通則の16に掲げる手術(胃ろう造)
その他
(22) 酸素の購入単価
施設概要
建築構造:鉄筋コンクリート造 2階建
施設規模:延床面積
4562.96㎡(本体)
720.00㎡(エネルギーセンター)
診療科目:内科 整形外科 耳鼻咽喉科
病床:55床(1人室11室 4人室11室)
外来案内
外来診療のご案内
常勤医師
院長 室岡 久爾夫
診療部長 伊藤 徹
内科医長 池田 真士
内科医長 杉原 保
診療時間
月曜日~金曜日
午前8時30分から午前11時30分まで
午後2時から午後5時まで
受付時間
午前8時30分から午前11時30分まで
午後1時30分から午後3時30分まで
発熱外来について
当院では、発熱患者の受診時間を通常の診療と分けるため、
平日15:00~17:00の時間帯で診療しております。その他の時間は応相談です。
熱のある患者さんは、来院する前にまず当院【TEL 0233-62-2211(代表)】に電話してください。状況をうかがった上で、当院で受診していただくか等を判断します。場合によっては保健所に連絡させていただくこともあります。
発熱外来受診のながれ
(1)熱のある患者さんはまず当院【TEL 0233-62-2211(代表)】に電話してください。
(2)駐車場に着いたら、病院建物内に入らずにもう一度電話をください。
問診・検査の場所は救急車両搬送口付近の簡易診察室または車内となります。そのまま車内でお待ちください。
(3)熱のある患者さんが車に乗車した状態で、防護衣等を着用した担当ナースが問診とCOVID抗原検査を行います。
(4)COVID抗原検査の結果がマイナスであれば病院内で診察し、風邪またはインフルエンザ等であれば、お薬を処方し終了です。
(5)COVID抗原検査の結果がマイナスでも、症状やCT検査等の結果で新型コロナウイルスの罹患が疑わしい場合は、PCR検査を行うこともあります。
入院案内
入院・退院のご案内
入院手続き
診療を受けた際に、医師から「入院の必要があります」と説明を受けた方は「入院申込及び保証書兼承諾書」に必要事項を記入して、病棟の担当看護師に提出してください。
「入院申込書及び保証書兼承諾書」の保証人は患者様と別世帯の成年者で独立して生計を営み、連帯責任者として支払能力のある方とします。
保険証の変更があったときは、その都度お申し出ください。
入院時にお持ちになるもの
保険証、洗面用具(洗面器、石けん、歯ブラシ、シャンプーなど)、湯呑み茶碗、チリ紙、下着類、スリッパ、タオルなど最小限の身の回りのもの。※箸は病院で準備しております。
現在使用しているお薬(使っているものを全部お持ちください)
その他
※寝具類は病院で準備しております。
※寝衣(病衣)は、ご自分で準備頂くかまたは、有料のCSセットをご利用することもできます。
※手術のために入院される方には、「案内書」も配付しております。
お願い!!
事故防止のために、多額の現金や貴重品はお持ちにならないでください。
持ち物には、お名前をお書きください。
職員への心遣いは固くお断りいたします。
危険防止のため、はさみ、針、果物ナイフ、ライター、先のとがっているものなどの持ち込みは禁止しております。
入院費・退院時の精算会計について
入院費は、月2回に分けて請求しております。(1日~15日までの分は25日頃、16日~月末までの分は翌月10日頃に請求書を病室までお届けします。)
退院時精算については、退院日(平日)の午前11時頃までに請求書が出ます。退院当日に患者様の都合で会計できない場合は、退院時にその旨を会計窓口に申し出下さい。緊急退院時については、後日郵送でお知らせします。土・日曜日、祝祭日に退院の方は、前日に概算で入院費の請求金額をお知らせします。
支払方法について
・月~金曜日(午前8時30分~午後5時まで)
・会計窓口以外に口座振込もご利用できます。
・土・日曜日、祝祭日も随時対応いたします。
領収書は、所得税の医療費控除申請に必要な場合もありますので、大切に保管してください。
個室及び特別室へご入院ご希望の方は、一日について次の差額室料を負担していただきます。
退院について
退院日は、原則として主治医が判断いたします。
退院の際は、ナースステーションにご連絡のうえお帰りください。
退院後に証明書などが必要な場合は、受付窓口にてお申込ください。
入院生活のご案内
わからないことがございましたら、遠慮なく看護師におたずねください。
施設・設備
冷蔵庫・TV(テレビ)は、お一人ずつ床頭台に備え付けになっております。TVを利用の際は、病棟販売機のTVカードをお求めください。使用途中のカードは退院時に精算することができます。また、TVご利用の際は、イヤホンをお使いください。
私物の洗濯物は、病棟洗濯所にコインランドリー(有料)がありますのでご利用ください。(病院備え付けの寝具・病衣は病院で洗濯を行います。)
家族と連絡をとりたい場合は、病棟に公衆電話があるのでご利用ください。また、携帯電話を使用したい方は医療機器に支障が出ないように、必ず、病院で決められた場所でご使用をお願いいたします。
※私用の電話はお取次ぎいたしませんのでご了承ください。
※パソコン等の電器製品のお持込については、看護師にご相談ください。
お食事
患者様のお食事は、管理栄養士が医師の指示により専門的な立場から献立をたてておりますので、原則として飲食物を持ち込まないで下さい。
入院時に、牛乳・青みの魚などお身体にあわない食品について看護師がお聞きしますので、お知らせください。
入浴・消灯・外出・外泊
入浴は、主治医の許可がある方が決められた時間に入浴が可能です。
消灯時刻は、午後9時です。※火災などの災害時は、看護師・医師が誘導しますので、指示にしたがってください。
外出や外泊は、主治医の許可が必要です。届出用紙がありますので、看護師に相談ください。
面会
新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて、2022年1月6日(木)より当面の間は入院患者様への面会を原則禁止とさせていただきます。
医療相談
安心して治療が受けられるよう、医療の相談を行っております。
ご遠慮なく、担当看護師または事務局職員にお申し出ください。
各部門紹介
看護部
看護部は地域の皆様に寄り添った、あたたかい看護の提供を心がけています。安心・信頼される病院のために、専門職としての自覚を持ち、スキルアップに努めています。また、在宅医療充実に向けて、訪問看護推進、入退院支援を地域連携室と協働し、早期から患者・家族に対しチームアプローチを積極的に行っています。
看護部理念
「私たちは人と人とのつながりを大切にし、患者・家族の皆様に心から満足していただける看護を目指します」
☆4つの柱をもとにチーム一丸となり取り組んでいます。
1.医療事故防止
「チームワーク良ければミスもなし」を合言葉に、外来と病棟協力し、柔軟な対応、チーム間の連携に努めています。
2.院内教育体制
各専門委員会主催で、年12回の院内研修を開催しています。院外の研修を受講した方も伝達講習をし、学んだことをスタッフへ情報提供し発表することで自身のフォローアップにもなっています。
キャリアアップ支援として、クリニカルラダーを活用しています。看護協会のオンライン研修、対面研修にも積極的に参加しています。また、県立医療保健大学のブラッシュアップ研修、県看護協会の認定看護管理者研修の受講も行っています。
新卒の方には、4名ほどのプリセプターにより当院の教育プログラムに則り、各自の到達度に合わせた丁寧な対応を行っています。またブランクのある人にも、キャリアの応じた対応をしています。
毎年、地域医療国保学会、県看護協会の看護研究にも力を入れています。
3.地域医療を支える役割と実践
R5年10月から地域包括ケア病床が運用され、「住み慣れた地域でその人らしく生活ができる」ことを支援しています。在宅療養支援の実践、外来時からの支援、ACP支援の推進に取り組んでいます。
4.WLB、ヘルシーワークプレイスの推進
平成28年からWLBに取り組み、8年目となります。インデックス調査、「スマイル」新聞発行等継続し、「働き方の推進」「魅力ある職場づくり」を目指しています。
R6年4月から、二交代制夜勤を取り入れ、ライフスタイルに応じた選べる夜勤体制となっています。
外来
当院の外来では、「顔なじみ」という当院の特徴を活かし患者さん1人1人に丁寧に向き合い対応しています。多職種との連携を強化し、在宅療養支援、入院時療養支援を病棟と共に取り組んでいます。訪問診療の同行もしており、患者さんが住み慣れた地域、在宅で安心して暮らせる看護を提供しています。
病棟
病棟では、患者家族とのコミュニケーションを大切にし、安心して在宅の戻れるよう入院時から退院を見据えた看護を提供しています。WLBにも力を入れており、一人一人がやりがいを持って、楽しく仕事ができるよう職場環境改善にも取り組んでいます。
訪問看護
「訪問看護ステーション新庄サテライトまむろ川」へ看護師1名出向しています。訪問看護は、医療ケアだけではなく、疾病の予防から看取りまで、療養者のみならず家族の支援も必要となる広い分野です。それぞれの家庭に合った看護や支援を提供し、療養者・家族から満足感が得られた言葉を聞くととても嬉しく、やりがいにもなっています。病院では行なえない生活の場での看護はとても奥深くやりがいのある仕事です。
薬局
<業務内容>
薬剤師とは
私たち薬剤師は、医師や看護師への医薬品の情報を提供し、医薬品の適正使用に貢献しています。
常に薬学的な立場から医師の処方内容をチェックし重大な副作用・相互作用等が起きないように気をつけています。
外来のお薬は医薬分業となっています。
入院のお薬は、院内調剤を行っています。患者さんが正しく服用できるよう錠剤分包機を用い、一包化調剤を行っています。
また、入院中の患者に使用される注射薬は個人ごとにセットし適正使用を図っています。
<スタッフ>
薬剤師 2名
臨床検査科
<業務内容>
臨床検査は、患者の身体を直接検査する「生理機能検査」と、患者さんからの採血された血液、採取した尿や便などを検査する「検体検査」の2つに大きく分けることができ、この検査業務を主に行っています。
病気の診断、治療効果の判定、病気の早期発見や予防につながるよう、迅速かつ正確な検査結果の提供を心がけ、日々業務に努めています。
<スタッフ>
臨床検査技師 2名
<主な検査内容>
生理機能検査
心電計、呼吸機能検査、聴力検査、血圧脈波検査
検体検査
生化学検査、血液検査、一般検査、輸血検査、細菌検査、病理検査(一部外注含む)
放射線科
<放射線科目標>
当院放射線科は、チーム医療の一員として、的確な医用画像情報の提供と、質の向上に努め、地域医療に貢献します。
<放射線機器紹介>
・一般撮影装置(キャノン)
・DR撮影装置(コニカミノルタ)
・マルチスライス(16列)CT装置(キャノン)
・1.5T MRI装置(キャノン)
・デジタルX線TV装置(キャノン)
・骨密度測定装置(ホロジック)
・ポータブルX線撮影装置(東芝)
・PACS(平成28年度より導入しモニター診断を行っています。)
※PACSとは、「医用画像管理システム」のことで、今までのように画像をフィルムに焼き付ける事無く、専用のパソコンに画像を保管して、医用画像用の高精細モニターにて診断するものです。フィルムの出来上がりを待って、フィルムを受診科まで持ち運んでいただくことが無くなりました。画像が診察室に届くまでの時間も短縮され、過去画像もすぐに閲覧できるようになりました。
<スタッフ>
診療放射線技師 3名
助手 1名
X線撮影について、疑問や心配なことがございましたら、放射線科スタッフにお尋ねください。
理学療法科
R6.4月~作業療法士が1名加わり対象者の生活障害の軽減を図り、より満足のできる生活を構築していけるよう支援しています。
<業務内容>
医師の指示の下、病気や怪我などで身体機能が不自由になってしまった方に対し、起きる・座る・立つ・歩くなどの動作能力の回復、悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活がおくれるようリハビリテーションを実施しております。
早朝の在宅復帰・復職を目指し、医師・看護師と連携を図りながら合同でカンファレンスを行い、今後の方向性を検討していきます。
R6.4月~作業療法士が1名加わり対象者の生活障害の軽減を図り、より満足のできる生活を構築していけるよう支援しています。
<リハビリテーション室>
リハビリ室は、約400㎡の広々としたスペースを確保し、明るく開放的な空間で訓練に取り組める施設です。
<スタッフ>
理学療法士 3名
作業療法士 1名
<主な対象疾患>
骨折(大腿骨頸部骨折、椎体圧迫骨折)
変形性関節症
腰部脊柱管狭窄症
肩関節周囲炎
脳血管疾患
パーキンソン病
廃用症候群 など
療食科
療食科
療食科は、患者さんの毎日の食事をお預かりしている部門です。
☆入院中の食事について
入院中の食事は、『治療の一環』であるとともに『美味しく・安全な食事提供』を念頭に取り組んでおります。当院の入院患者層は、高齢者が多く、嚥下困難な方、症状や骨折などの痛みのために食欲がない患者さんなどが日々おられます。そのため、症状に合わせた食事の形態や内容について、病棟スタッフとの連携を図りお一人お一人にあった食事提供に努めております。
食事は一般食と治療食に分けられ、医師の指示により患者さんごとの病状に合わせた栄養管理を行っております。また、嚥下機能が低下している方のための嚥下訓練食や症状などにより食欲が低下している方には、個別の内容を配慮した食事提供なども行っております。
春夏秋冬、行事に合わせた特別食も提供しており、患者さんの楽しみの1つとなっています。